工学部・日下講師の日常

日下です。

タイトルは森博嗣の小説タイトルから。森博嗣は「すべてがFになる」「スカイ・クロラ」等を書かれている理系ミステリー作家(という雑な肩書が正しいのかわかりませんが)です。この二作は映画やらアニメになったりしてるので、原作を知らない人でも聞いたことがある人はいるのではないでしょうか。最近は追えていないのですが、家の棚に森博嗣ゾーンがあります。

ちなみにタイトルは「工学部・水柿助教授の日常」です。私の所属が工学部ではないのと、助教授ではないのと(今、日本では「助教授」という役職の人はほとんどいない)、水柿でもないので、全然被せられてないですね。

さて、いつも研究室の話ばかりなので、たまには日下がどんな休日を過ごしているかという記事です。アニメのほのぼの回的な感じでゆるーく書いていきます。

暑い夏のとある土曜日。天気が良かったので、朝からドライブへ。趣味がドライブというと、どこ行くのみたいな話になるのですが、目的地が決まっていることは稀です。とにかく走るのが目的です。海沿いを時間が許す限り走るとか、下道で山形にいくとか、テーマを決めてとにかく走ります。

そして今回のテーマは「国道352号線」です。酷道とも言われることがある、この界隈の方には有名な酷道です。この国道がおおよそ開通したそうなので、行ってみることにします。

ドライブルート

まずは長岡から南へ車を向けて、南魚沼まで向かいます。352号線自体は長岡市の隣町出雲崎町(ジェロという演歌歌手が「あなたを追って出雲崎」って歌っていた出雲崎)から始まるのですが、今回はそこはスキップして魚沼から始めます。

魚沼市街を抜け、まずは奥只見ダムへの標識に従って進んでいきます。奥只見ダムは堤高が重力式コンクリートダムで日本一で、ダム好きなら必ず知ってるダムですね(http://okutadami.co.jp/dam/)。経済成長を支えるため,首都圏への電力供給を目的として作られたダムで、超豪雪地帯にあります。このダムの建設のために作られたのが奥只見シルバーライン(県道50号線)です。

奥只見シルバーラインに入ると、勾配が急激に大きくなり、同時にトンネル区間が増えてきます。トンネルと行ってもコンクリートが打たれたようなきれいなトンネルではなく、岩肌がそのままの荒々しいトンネルです。路面には湧き水が染み出しており、常時ウェットな路面です。そんなトンネルが何個も続きます。照明もありますが薄暗く,かなり圧迫感があります。

ここまで読んで、シルバーラインは国道352じゃないだろうと思った方もいるかと思います。残念ながらここだけは県道(シルバーライン)を通らざるをえません。というのも、シルバーラインに並行して走っている国道352号線は現在「冬季通行止め」です。まだ冬季通行止めが続いています。(本当はここが一番の酷道なので,通行止めが終わったら出直す予定です…)

ちなみにシルバーラインも厳冬期は通行止めになるので、陸路で奥只見ダムに辿り着くことができなくなります。このあたりは、奥只見ダムをモデルにしたと言われている、「ホワイトアウト」(原作中では奥遠和ダム)でも同じ設定になっています。映画撮影時には、雪が深すぎて黒部ダムでロケをしたそうで、重力式コンクリートダムの話がなぜかアーチ式になっています。
ちなみに,雪のため奥只見ダムの横にある奥只見丸山スキー場も11月末から1月まで営業した後一度クローズし,再度3月~5月まで営業するという変わった営業スタイルになります。

今回は、ダムの手前でトンネル内の交差点を右折し、銀山平から352号線に戻っていきます。魚沼から尾瀬にかけての352号線は樹海ラインとも呼ばれていて、大自然しかありません。

奥只見湖遊覧船乗り場前(ここから先の冬期通行止めが7/13に解除)

ここからは奥只見湖の湖岸と、尾瀬から流れ出る川に沿って道が作られています。道幅としては、広いところでも1.5車線分、狭いところはせまめの一車線という感じで、すぐ横は崖です。ガードレールは雪の重みでぼろぼろで、とても、車の勢いを止めるだけの強度があるようには見えません。また、こんなに細く、かつブラインドコーナーが多い道にも関わらず、界隈で有名な道路というのとで結構な頻度で対向車が来ます。楽しくドライブしたいなら夜のほうがいいかもせれません。

樹海ラインの標準的な道幅(停車して撮影しています)
洗い越し

樹海ラインには時々「洗い越し」という構造物があり、沢の水を道路を越してそのまま下の湖へ流し込む構造になっています。やや溝になっているので、車高の低い車で勢いよく突っ込むと、車の腹を打つことになります。

樹海ラインの恐ろしいところは、そのほとんどで携帯の電波が通じないことです。なので、事故や車の故障の時には、偶然誰かが通りかかるか、延々と魚沼もしくは尾瀬まで歩くしかありません。携帯が通じるところが稀すぎて、こんな看板が立っているくらいです。ドコモ回線以外の人には全く役に立たない絶望的な看板です。

尾瀬を抜けて福島県檜枝岐村から南会津町方向に走っていきます。
ここから国道121号線に右折して、栃木県に入ります。国道121号線と書いてはありますが、国道352号線との重複区間です。そのまま鬼怒川温泉をかすめるように南に降りていきます。本当は終わりまで行きたいところですが、真岡までいくと帰れなさそうなので、ここで352号線を離れ、日光方向に向かいます。

会津鉄道会津線 山王川橋梁
国道121号線へ(国道352号線との重複区間)

当初の予定ではここから日光いろは坂を登り、群馬県沼田に戻る予定だったのですが、当日なぜか途中の道路が通行止めになっていたので計画変更です。東北道から北関東道、関越道を通って新潟に戻ってきます。これで、一日で新潟・福島・栃木・群馬・新潟を走ったことになります。

一日の最後は、「ここをキャンプ地とする」 ということで、南魚沼でキャンプ泊して一日終わりです。

南魚沼にて焚き火台LLデビュー

以上、総移動距離420km(+自宅から魚沼)のドライブでした。

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