長岡技術科学大学 先進エネルギー変換研究室は2021年11月に開設された研究室です。我々は半導体デバイスを用いて電力の形を変える技術に関する研究を行っています。本技術は,電気自動車やハイブリッド自動車などのモータ駆動システムや,太陽光や風力発電などの自然エネルギー発電,家電製品など,電気を使うありとあらゆる製品の根幹となる技術です。
本研究室では,これらの回路の小型化や高効率化,長寿命化に向け,下記3グループに別れて研究に取り組んでいます。

回路グループ
パワーエレクトロニクス回路の回路方式や変調技術に関する研究を行うグループです。モータドライブ用マルチレベルインバータの高効率化を実現するための変調手法や,電気自動車向け充電回路の多機能化などに関する研究に取り組んでいます。
磁気グループ
パワーエレクトロニクス回路に必須となる磁気部品に関する研究を行うグループです。高周波トランスの絶縁や放熱を考慮した設計解析,フィルタ用PCBインダクタの設計,磁性流体を用いた半導体冷却技術などにに取り組んでいます。
WPTグループ
パワーエレクトロニクス回路の応用として,ワイヤレス給電技術(WPT)に関する研究に取り組んでいます。電気自動車向けWPTの低ノイズ化や大電力化に関する研究のほか,WPT技術の産業応用にも取り組んでいます。
企業の方へ
本研究室では,電力変換技術を用いて,車載向け電源システム,自然エネルギー向け電力変換回路など,新たな電源回路の開発や,空間を介して電力を供給するワイヤレス電力伝送技術に関する研究を行っています。「こういう特性の電源が必要」,「ここに電力を供給したい」など,お悩みをご相談ください。一緒に解決方法を模索していきたいと考えています。
高専本科生・専攻科生・本学学部生の方へ
研究室見学は随時受け付けておりますので,興味のある方は日下までメールにてご連絡ください。
連絡先:日下佳祐 kusaka(at)vos.nagaokaut.ac.jp