ゴールデンウィークの過ごし方

初めまして。4月から日下研究室に配属になりました、土居智輝(どいともき)です。私は、高知高専の専攻科から長岡技大の修士課程に入学しました。生まれも育ちも南国「高知」である私にとって、雪国「長岡」の生活は未知数で少し不安もありますが、それ以上に新たな出会いや今までにない経験ができることに期待が膨らんでいます。

さて、5月に入り、入学してから1カ月が経とうとしています。入学時に比べて随分と温かくなり、暖房を使う機会も減ってきました。学校の裏山に残っていた雪も溶け、桜の花も散り、少しずつ夏が近づいていることを実感しています。この1カ月の間に研究室では、様々なイベントがありました。お花見をしたり(今年は雨のため屋内開催となりましたが…)、鍋をみんなで囲んだり、デカ盛りで有名な店にご飯を食べにいったり。もちろん、ちゃんと研究もしていますよ。

先輩が頼んでいた野菜炒め(デカ盛りで有名な店にて)

そして、5月といえばゴールデンウィークですよね!皆さんどのように過ごされますか?

日下研では、4月26日~5月5日まで10連休です。私はこの休みを利用して、実家に帰省することにしました。長岡から高知までは約800キロあり、googleマップによると歩いたら7日かかる距離なので(歩けるはずがない)、帰省するのも一苦労です。

長岡から高知に向かう手段としては色々ありますが、上越新幹線で東京へ出たあと、羽田空港から飛行機で向かうのがスタンダードでしょうか。しかし、できるだけ安く帰りたかったこと、せっかくなら帰省までの道中も楽しみたかった鉄道好きの私は、在来線だけを使って高知まで帰ることにしました。今回は、高知までの帰省の様子を少し紹介しようと思います。

5月1日の朝、長岡技大の最寄り駅である来迎寺駅から始発列車に乗り込みました。朝ごはんを車内で食べながら、2時間程電車に揺られ、新潟県最西端の市である糸魚川市の中心駅、糸魚川駅まで移動してきました。

糸魚川駅では、息つく間もなく乗り換えです。ここから乗るのは、旅行者に人気のある秘境ローカル線「大糸線」です。待っていたのは、1両のワンマンカー。旅情をそそられます。

大糸線の普通列車(糸魚川駅にて)

車内には10人ほどお客さんが乗っており、全員旅行者のようでした。

大糸線は糸魚川駅と長野県の松本駅を結ぶ路線で、雄大な北アルプスや仁科三湖などの絶景が楽しめます。

大糸線の絶景①
大糸線の絶景②

列車で移動しているときは、車窓をぼーっと眺めたり、音楽を聴いたり、本を読んだりしています。そんなことをしていると、あっという間に時間は経過し、12:32分、松本駅に到着です。

その後は、篠ノ井線・中央西線を乗り継ぎ、長野県南木曽駅までやってきました。ここからは路線バスに乗り、今回の旅のメインの場所まで移動しました。

それは…「妻籠宿(つまごじゅく)」です。前から気になっていたところで、今回ようやく来ることができました。妻籠宿は、中山道42番目の宿場町で、昔の建造物が数多く保存されており、江戸情緒をいまに残す場所です。

中山道 妻籠宿にて

ゴールデンウィークのためか、数多くの観光客の方がいらっしゃいました。風情ある街並みで、「来てよかった」と思える場所でしたね。

1時間ほど観光したあとは、再び移動です。名古屋駅に着いたのは18時過ぎ。そろそろお腹がすいてきたので、夜ごはんにしようと思います。

名古屋には色々なグルメがありますが、今回選んだのはこちら!

名古屋駅のきしめん

「きしめん」です。きしめんは、愛知県名物で幅広で薄く平たいうどんのこと。今回はかき揚げをトッピングしたものをチョイス。名古屋駅の在来線ホームには、各ホームにきしめん屋があるのですが、それぞれで少し味が違うとの情報も。今回は7・8番線ホームの店で食べました。次回は違うホームでも食べてみたいですね。

19時すぎに再び移動を開始し、23時半頃、神戸に到着しました。ここからは夜行フェリーで高松まで。高松からは始発の特急列車で高知まで移動しました。

高知駅に着いたのは、8時過ぎ。出発から約25時間の旅でした。

在来線で移動することのいいことは、安く移動できることももちろんですが、移動中も楽しめることと、目的地に着いたときの感動が大きいことです。新幹線や飛行機もいいですが、1度くらいはこういった旅もよいのではないでしょうか。

帰省中は、親戚の家にいったり、地元の友達に会ったりする予定です。しっかりリフレッシュして、来週からも研究頑張ります!

ここまでお読みいただきありがとうございました。次回は、私と同じく専攻科から修士課程に入学してきた水川君にお願いしようと思います。乞うご期待!

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